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当スクールの想い ~第7章:伝えるための方程式。~

「近所で火事だって。見物に行こうぜ!」

ワシントン州の短大在学時。娯楽の少ない田舎では大変不謹慎ではあるけれど、火事は大きな娯楽イベント。
友達3人と学校を抜け出して現場へ急ぐ。しかし燃えていたのはなんと・・・当時我々が借りていた家でした。

第7章.jpgのサムネール画像台所が焦げ、家中ススだらけで一部天井に穴が開いた。
原因はタバコの火の不始末。喫煙者は私だけ。思い当たった。腰が抜けるとはこのこと。ヘナヘナと座り込んだ。

火災保険未加入。家主の保険会社から$12,000の請求がきた。支払いは三ヵ月後。文句も言わず学費を捻出してくれている親の顔が浮かんだ。これ以上、甘えられない。自業自得。万事休す。

「正直に話してごらん。そして交渉してみるんだ」紹介してもらった弁護士が言う。
明日までに要求額を払い込まないと訴える。そんな警告文書が届いていた。要は値切れと言うことか?ディスカウントストアじゃあるまいし保険屋を値切れるものなのか?全く持ってイメージが浮かばなかったが残された方法はそれだけ。

「負けてくれませんか?学校辞めて働く。今払える額は3,000ドル。3,000ドルになりませんか?」
日本から来た不運な留学生。そんなイメージで切々と訴えた。
私の話をじっと聴いている担当者。
「そうかぁ・・・3,000ドル、いつ払える?」「ええっ、三千ドルでいいの?本当に?」思わず小躍り。

学校は継続できました。
経済学の授業、日本に対するあまりのバッシングに切れてつい発言してしまった。
タイミングが良かったのか、コメントがうけてクラスが盛り上がった。
おし黙っていた日本の貝がいきなり発言したことに面食らったのか、日本の話題が上るたびに教授が私の方をちらちら見るようになった。
Partyでもあれこれ考えず、相手を自分のペースに巻き込んだ時は調子が良かった。

線引きするならば、ひたすら「正解」を求めるのが日本の教育。「間違えること」は良くないこと。
「活用」を求めるのが欧米の教育。英語の精度は重要ではない。大事なのは伝ようとする意思。
ストレートに、明確に、首尾一貫とメッセージを伝えること。それをひたすら求められた気がします。

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